便秘を解消するために下剤や便秘薬を使おうと思っても種類がたくさんありますよね。

 

どうやって下剤や便秘薬を選べば良いのでしょうか。

今回は便秘薬、下剤の種類と効果、副作用、使い方について紹介します。

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下剤の種類

便秘がつらいときには便秘薬や下剤を使おうと思うかもしれませんが、効果と副作用についてきちんと知っておくべきです。

 

下剤については大きく分けて2つあります。

  • 機械性下剤
  • 刺激性下剤

それぞれ効果と副作用が違うので、知った上で選ぶようにしましょう。

下剤の種類 機械性下剤

機械性下剤の中にもいくつか種類があります、

①塩類下剤

②膨張性下剤

③湿潤性下剤

④糖類下剤

よく処方されたり、市販されていて売れているものは塩類下剤のものが多いでしょう。

また、機械性下剤の効果は緩やかで、即効性というわけではありません。

 

服用してから1日~数日経たないと効果が出てこないこともあります。

それでは、機械性下剤の種類を少しだけ詳しく見ていきましょう。

①塩類下剤について

塩類下剤は主に酸化マグネシウム、硫酸マグネシウムが主成分になっているものです。

マグネシウムが主成分になっている下剤、便秘薬は数多くあります。 

 

市販薬・・・3Aマグネシア、酸化マグネシウム便秘薬、スラーリアなど

処方薬・・・マグラックス、マグミットなど

塩類下剤の効果

マグネシウムの効果は便の水分を増やしてくれるというものです。

水分が便に多くなるため、便が柔らかくなるのです。

 

また、水分無くなった便は小さいので腸への刺激が減っているため、腸の動きが悪くなります。

 

塩類下剤は水分によって便を柔らかく、大きくすることで便秘解消させるという効果を持っています。

妊婦さん、授乳中、5歳以上の子供にも使うことができます。

塩類下剤の副作用

マグネシウムは腸を刺激することがないため、副作用が少ないことが大きなメリットです。

使い続けることで効かなくなっていく常習性がない便秘薬です。

 

常習性は無いかもしれませんが、使い続けていると問題が出ることがあります。

マグネシウムが腎臓から上手く排泄できないと、血中濃度が高くなります。

これによって心臓に負担がかかることがあります。

 

腎臓、心臓に問題がある人、妊婦さんは塩類下剤を利用する前に医師に聞くようにしておきましょう。

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②膨張性下剤について

膨張性下剤の市販薬には、刺激性下剤の成分も含まれているので注意が必要です。

膨張性下剤のみが入っているのは、病院で処方されるものだけです。

 

市販薬・・・サトラックス、ウィズワン

処方薬・・・バルコーゼ

膨張性下剤の効果

水分と一緒に飲むことで、膨らんで便を大きくすることで大腸を刺激、便を柔らかくして排便させる効果を持っています。

効果としては食物繊維と同じような働きです。

膨張性下剤の副作用

膨張性下剤の副作用はほとんどありませんが、お腹が張って苦しい、吐き気が起こることがあります。

市販薬には刺激性の成分が含まれたものばかりなので、そちらの副作用には注意してください。

③湿潤性下剤について

湿潤性下剤の成分はジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)です。

これだけが配合された下剤は無く、刺激性の成分が必ず含まれています。

 

処方薬・・・ビーマス、コンベール

市販薬・・・コーラック2、コーラックファイバー、スルーラックプラス

湿潤性下剤の効果

湿潤性下剤の成分であるDSSは界面活性剤で、便の表面から水分が吸収されやすくします。

これにより、便が柔らかく大きくなるので便秘解消する効果が出てきます。

湿潤性下剤の副作用

湿潤性下剤には大きな副作用がありませんが、刺激性の成分が入っているので、そちらの副作用には注意が必要です。

④糖類下剤について

糖類下剤の成分は人工的に作られた糖分や麦芽糖が含まれています。

あまり使われることが無く、産後や子供の便秘に使われる程度です。

 

処方薬・・・モニラック、D-ソルビトール

市販薬・・・マルツエキス

糖類下剤の効果

糖類下剤に含まれている糖分は胃腸で消化吸収されることなく、大腸へと進んでいき、浸透圧によって周りから水分を集めます。

この効果で便を柔らかく大きくすることで排便させることが出来ます。

 

また、大腸に届いて善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えるという効果も持っています。

糖類下剤の副作用

効果は緩やかなため効果が無い場合があります。

また、糖尿病の場合は血糖値が急激に下がることがあるため、使ってはダメです。

下剤の種類 刺激性下剤

刺激性下剤には大きく分けると1.大腸を刺激するタイプ2.小腸を刺激するタイプがあります。

大腸、小腸を刺激することで、便が流れるのを早くするものため、刺激性下剤と言います。

 

効果は比較的出てくるのは早く2~6時間くらいで便意が起こることが多いです。

1.小腸刺激性下剤について

小腸刺激性下剤の効果と副作用

小腸を刺激することで、食べたものの流れを早くして排便させます。

 

生活習慣での便秘に使われることは、ほとんど無く食中毒などで早く排便させたいときなどに利用されます。

小腸刺激性下剤の成分はヒマシ油です。

 

大腸を刺激する下剤よりも副作用は少ないとされていますが、気をつけることは必要です。

吐き気、腹痛が起こったり、妊婦さんでは早産の可能性があるので使用すべきではありません。

2.大腸刺激性下剤について

大腸刺激性の便秘薬、下剤は薬局などでいろいろな種類が販売されています。

使われている薬によって、アントラキノン系、ジフェニルメタン系に分かれます。

 

アントラキノン系の成分名、原料名は

  • センノシド
  • センナ
  • ダイオウ(大黄)
  • アロエ
  • カスカラ
  • カッシア
  • キャンドルブッシュ
  • ゴールデンキャンドルなど

 

ジフェニルメタン系の成分名、原料名は

  • ピコスルファートナトリウム
  • ビサコジル
  • カサントラノールなど。

刺激性下剤の市販薬、処方薬にはあまりにも多いので、成分表を確認してみてください。

大腸刺激性下剤の効果

刺激性下剤はとにかく、便秘がツラくて出したい!ときに効果を発揮します。

大腸を刺激することで、便を動かして排便させることができます。

刺激性下剤の副作用

副作用としては大腸が動きすぎて激しい腹痛と下痢になってしまうことが多いです。

 

また、1番問題があるのは常習性です。

下剤を飲まないと便が出ないということになり、飲み続けてしまうことがあります。

 

そして刺激に慣れていくため、飲む量を増やさないと効果が出なくなります。

そうなっていくと、下剤無しではどうしようもなくなるということに。

 

子宮まで痙攣させてしまうことがあるので、妊婦さんも飲んだらダメです。

また、便秘の原因がストレスなどで起こる痙攣性便秘のときには悪化させるため注意しましょう。

便秘薬、下剤の注意点

下剤は便秘を一時的に解消するための効果はかなり高いものがたくさんあります。

しかし、あくまで一時的なものであって、根本的な解決にはなっていないということは忘れてはダメです。

 

  • 飲むと排便できる
  • 飲み続けてしまう
  • 飲まないと排便できない

これを続ければ続けるほどに、副作用が起こる可能性がかなり高くなってしまいます。

便秘薬、下剤の使い方

刺激性の便秘薬、下剤は3~5日間に出ないときだけ使うようにしましょう。

 

そして、徐々に酸化マグネシウムなどの塩類下剤へと変更していきます。

(最初から塩類下剤で効果が出るなら、刺激性は飲まない)

 

さらに、排便できているなら塩類下剤を飲む回数を減らしていきます。

(毎日飲む⇒1日おきに飲む⇒2日おきに飲むと減らしていきます)

 

便秘薬、下剤を飲んでスッキリと排便できたあとには、便秘にならない身体づくりをしていくのを忘れないように!

これをしていないと、いつまで経っても下剤、便秘薬を減らしたりやめていくことができません。

 

刺激性下剤、機械性下剤を使いながら便秘解消させていく方法を紹介しています↓↓

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まとめ

下剤の種類、効果と副作用については分かったでしょうか。

少しだけ簡単にまとめておきます。

 

自分で市販薬を選ぶときには、塩類下剤(酸化マグネシウム)もしくは大腸刺激性下剤を選ぶことがほとんどになると思います。

 

使ったことが無い場合には、まずは塩類下剤を試してみましょう。

とにかくすぐに出したい、塩類下剤では効果が出なかったときには大腸刺激性下剤を試します。

塩類下剤(酸化マグネシウム)

  • 効果は穏やかで、1日~数日で効果が出る。
  • 副作用は少ないが、飲み続けると出る可能性がある。
  • 初めて下剤を選ぶなら塩類下剤(酸化マグネシウム)がおすすめ。
  • 心臓と腎臓が悪いならダメ

大腸刺激性下剤

  • 効果は強く、2~6時間で効果が出る。
  • 副作用は多く、腹痛が最も多い。
  • 続けて使うことで、慣れが出て便秘が悪化する
  • あまりにも出ていないので、すぐに出したい人におすすめ。
  • いざという時だけの使用にしておく
  • センノシド、センナ、ダイオウ、アロエ、カスカラ、カッシア、キャンドルブッシュ、ゴールデンキャンドル、ピコスルファートナトリウム、ビサコジル、カサントラノール
  • どの成分のものを選んでも良いけど、少量から試す

 

大腸刺激性下剤⇒⇒塩類下剤⇒⇒飲まない

少しずつ、量や回数を減らして最終的には、飲まずに排便できるようにしていきましょう。

下剤、便秘薬の長期間の使用は、副作用が怖いのでやめておきましょう。