あまり知られていないかもしれませんが便秘と腰痛には関係があります。いったいなぜ便秘で腰痛が起こるのかしっていますか?

 

便秘で腰痛が起こっていると思ったら病気だったということもあるので、きちんと知っておくようにしましょう。

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便秘と腰痛の関係とは

便秘になると腰痛が出るという人は少なくありません。なんだか腰が重いなあというときには便秘になっていたりします。

 

腰痛の原因のほとんどが不明なのは知っていますか?椎間板ヘルニア、脊椎狭窄症など診断されるのは腰痛のうち20%以下と言われています。

 

腰痛があって病院に行ったとしても湿布を出されて様子を見てくださいと言われることがほとんどです。

 

それでも、腰痛があるひとの50%以上に便秘があるのいう統計もあり、腰痛と便秘には大きな関係があると考えられています。

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なぜ便秘で腰痛が起こるのか

便秘で腰痛は関係ないように見えますが、腰痛が起こる理由はきちんとあります。

 

神経が圧迫される

便秘になっていると大腸に便が溜まっており、悪玉菌によってガスが作られます。そうすると大腸が膨らむために、周りの神経が圧迫されます。

 

腰回りの神経が圧迫されて刺激されることで、腰の痛みを感じてしまいます。

 

血管が圧迫される

神経だけでなく膨らんだ大腸で周りの血管も圧迫されます。血管が圧迫されると血行が悪くなり、腰の筋肉がコリ固まります。

 

腰の筋肉がコッてしまうと腰痛が起きてきます。これは血行が悪くなるため筋肉の酸素不足が起こり、脳へと酸素不足が起きてますよと痛みとして信号を送っているのです。

 

腰痛が出るとさらに腰痛がひどくなる

ひどい便秘じゃないのに腰痛が起こる理由に、もともと隠れ腰痛があった可能性があります。

 

便秘によって神経や血管が圧迫されて痛みが出てきます。痛みが出てしまうとどうしても腰をかばうように行動してしまいます。

 

背中を無意識のうちに強張らせて、筋肉がさらに硬くなってしまい腰痛がひどくなっていきます。

 

つまり便秘⇒⇒腰痛⇒⇒腰痛悪化という悪循環に陥ってしまうことがあるのです。

 

便秘と腰痛の原因には共通点がある

便秘と腰痛にはいくつか原因がありますが、共通の原因というものは少なくありません。

 

運動不足

運動不足になると血行が悪くなります。筋肉には血液の流れを良くする役割をもっており、運動不足では筋肉が少なくなってしまうからです。

 

血行が悪いと筋肉が縮こまり、腰痛の原因となります。それだけでなく、背中とお腹の筋肉が足りないと背骨への負担が大きくなり、腰痛がひどくなります。

 

腸への血液が減ることで腸の動きが低下します。また、腸の動きは筋肉が無いとかなり低下することも分かっています。

 

ストレス

ストレスは便秘と腰痛の両方の原因になります。ストレスがかかると自律神経が乱れてしまい、腸の動きを調節できなくなります。

 

腸の動きが悪くなったり、動きすぎることで便秘を引き起こすのです。

 

また、ストレスから来る腰痛を心因性腰痛と言います。これも自律神経の乱れから血行が悪くなったり、筋肉が収縮してしまい腰痛を引き起こします。

 

姿勢が悪い

姿勢が悪く猫背になると、腰痛が起こるのは有名ですが、便秘の原因にもなっています。姿勢が悪いと骨盤が歪んだり、内臓の位置が正しくない場所に移動してしまうのです。

 

これでは腸の本来の動きをすることが出来なくなってしまうので、便秘が起こるのです。

 

腰のどの位置が痛い?内臓の病気が原因かも

腰痛が起こったときでも腰のどのあたりに痛みがあるのか確認してみましょう。腰痛の位置によっては内臓の病気で痛みが出ている可能性があるので注意が必要です。

 

左側に腰痛がある

便秘が起こる場所は多くは、お腹の左側にになります。これは便が溜まりやすい下降結腸、S字結腸がある場所に当たります。

 

左側の大腸に便が溜まっているので、それに近い左側の腰が痛いというのは正常ではあるのですが、内臓の病気で起こることもあります。

 

  • 腎臓の病気
  • 尿路結石
  • 膵炎

 

腎臓や膵臓は左側の腰あたりに位置しているので、ここに異常があったときには左の腰に痛みが出ることがあります。

 

腎臓の病気や尿路結石があるなら、おしっこをするときに痛みがあったり、血尿が出たり身体が異常にだるいという症状が出ていることが多いです。

 

また、膵炎が起こっているなら左のお腹側からみぞおち辺りにも痛みが出ることが多いです。

 

右側で便秘と腰痛が起こる

便秘があっても右側の腰が痛くなるということは、あまりありません。何か病気がある可能性があるので注意が必要です。

 

1番疑われるのが虫垂炎で別名は盲腸です。便秘がひどいときには、盲腸に菌が侵入しやすくなるので、虫垂炎になりやすいということもあります。

 

虫垂炎のときにも左のお腹側に痛みが出るので、気にしてみましょう。

 

腰痛プラス下腹部痛があるとき

腰痛が起こっている場所は関係ありませんが、腰痛と下腹部に痛みが出ているときには子宮が病気になっている可能性があります。

 

子宮筋腫があるときには不正出血が増えたり、生理痛がひどくなることがあります。

 

便秘と腰痛が同時に起こる病気

次も腰痛の場所には関係ありませんが、便秘と腰痛が同時に起こる可能性がある病気も知っておきましょう。

 

大腸ガン

めったにありませんが、大腸ガンがあるときには便秘と腰痛が同時に起こることがあります。ガンが大きくなると大腸の中が狭くなってしまうので便秘になりやすいのです。

 

また、ガンが神経を圧迫してくるため腰痛が出てくることも少なくありません。大腸ガンの症状は便に出血がある、便が細くなる、便秘と下痢を繰り返すということが起こります。

 

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは脊椎の1部がずれて神経を圧迫することで起こります。これは神経を直接刺激するので腰痛が主な症状なのですが、便秘が起こることも多いです。

 

神経を圧迫している場所の多くが腸を動かすための神経であるため、腸の動きがかなり悪くなってしまうのです。

 

椎間板ヘルニアの他の症状は腰が曲げにくい、歩きにくい、腰を曲げると下半身がしびれるなどがあります。

 

病院に行ったほうが良いのは

便秘で起こっている腰痛なのか、他の病気で起こっている腰痛なのかを知っておくことは大事なことです。腰痛と便秘以外に症状が出ているのであれば、病院へ行くようにしましょう。

 

また、腰痛があまりにもひどいという時にも1度診てもらっておいたほうが安心です。これから紹介する便秘で起こる腰痛の解消方法をしてみても腰痛が治らないなら病院へ行きましょう。

 

便秘で起こる腰痛の解消

便秘で起こっている腰痛を解消する方法はいくつかありますが、中には便秘は関係なく腰痛がある場合にも効果があるものもあります。

 

これは便秘と腰痛の原因に共通するものがあるからです。出来ることから試していってみましょう。

 

お風呂につかる

お風呂のお湯にゆっくりとつかってみましょう。40℃前後のぬるま湯のほうがおすすめです。お湯につかることで血行が良くなり筋肉のコリが解消されます。

 

筋肉のコリが解消されると便秘も腰痛も解消出来ることがあります。

 

また、お風呂でゆっくりしてホッと一息つくことはストレス解消になり、リラックスして自律神経のバランスを良くすることにも繋がります。ストレスを解消することもまた、便秘と腰痛に効果があることです。

 

全身運動

腰痛が軽く身体を動かすことができるなら、軽めの全身運動がおすすめです。身体の1部だけが鍛えられるようなことでなく、全身の筋肉が使えると血行が解消されます。

 

これはハードな筋トレをするというのではなく、縄跳び、軽いジョギングくらいからでも良いでしょう。

 

ハイハイする

赤ちゃんがするハイハイは実は全身運動で、便秘と腰痛に良い筋肉が効率よく鍛えることができます。

 

ハイハイをすながら右回り左回りしたり、真っすぐだけでなく曲がったり、後ろに下がったりいろいろしてみましょう。

 

姿勢を良くする

 

普段の生活の姿勢を見直してみませんか?姿勢が悪いと便秘にも腰痛にもよくありません。イスは深く腰掛けて背筋をピンと伸ばして、足は組まないようにしましょう。

 

これを意識するだけでも腰に負担をかけないように出来ます。さらに綺麗な姿勢をすることで、背筋と腹筋も鍛えられるので一石二鳥なんです。

 

最初のうちは姿勢がすぐに戻ってしまうと思うので、何分かおきにチェックするようにしましょう。習慣化できれば自然と出来るようになります。

 

お腹を温める

便秘で発生したガスで腸が膨らんで、神経や血管を圧迫しているときにはお腹を温めるのが効果的です。お腹を温めると腸が動くのでおならが出やすくなります。

 

このおならは我慢せずに全部出すようにしてください。ガスが抜けると腰痛が解消されるでしょう。

 

お腹を温める方法はお風呂につかる、使い捨てカイロをお腹に貼るなどなんでも大丈夫です。

 

ガス抜きポーズをしてみる

お腹を温めながら行うとさらに効果的ですが、ガスを抜きやすくするポーズがあるので試してみてください。

 

寝転んでお腹を抱えるポーズ

 

 

猫の背伸びのポーズ

 

マッサージ

おへその周りのツボをマッサージしてみましょう。腸の動きが改善されるので便秘に効果があり、ガス抜きにもなります。

 

指の腹を使って軽く押さえながら『の』の字を書きましょう。その他のお腹周りのツボ>>

 

おへそを中心に『の』の字を書く

 

生活習慣の見直し

便秘からくる腰痛を解消する方法はいくつかありますが、根本的に便秘を解消しなければ意味がありません。生活習慣を見直して便秘を解消するようにしましょう。

 

とくに食物繊維、善玉菌を増やす食べ物は毎日必ず摂り入れましょう。その他にも運動、睡眠、水分補給にも注意する必要があります。

 

便秘を改善するようなことをすれば、腰痛にも良いが多いので便秘解消のためにも頑張りましょう。

 

まとめ

便秘と腰痛の関係については分かったでしょうか。右側・左側の腰痛で原因が違ったり、中には内臓の病気が隠れていることがあるので注意しておきましょう。

 

たかが便秘、腰痛と思っていてはいつまでも解消されることはありません。現在の生活をしていて便秘と腰痛が起こっているのは間違いありません。同じ生活をしていると悪化していくのは確実です。

 

便秘も腰痛もきちんと向き合って解消していくようにしましょう。