便秘にはいくつか種類があり、それぞれで原因が違ってきます。

 

自分がどの種類の便秘なのか分からないなら、ぜひ見て行ってください。

便秘の種類によって解消法が違ってくるからです。

 

便秘が起こる原因とメカニズムとはどうなっているのでしょうか。

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便秘には種類がある!それぞれのメカニズムは?

便秘には種類があり、それぞれメカニズムが違います。

便秘を大きく分けると、器質性便秘と機能性便秘の2つがあります。

そして、機能性便秘は3つに分かれます。

 

器質性便秘

機能性便秘・・・弛緩性便秘、痙攣性便秘、直腸性便秘

 

器質性便秘は生活習慣などで起こるものではなく、病気や生まれつきのものです。

機能性便秘は主に生活習慣によって引き起こされることがほとんどです。

 

それぞれの原因やメカニズムを知っておいて、解消に役立てていきましょう。

機能性便秘

機能性便秘のほとんどが生活習慣で起こるものです。

よく便秘で悩んでいる、苦しんでいるというのはこの機能性便秘です。

そして、機能性便秘には3つの種類があります。

① 弛緩性便秘

大腸の動きが悪くなることで起こる便秘です。

 

動きが悪いので、とにかく便が移動するスピードが低下するので排便までの時間が長くなります。

便が長く大腸の中にあると、大腸では水分をどんどん吸収していきます。

これにより硬くてコロコロの便になってしまい、なかなか動くことが出来ずに便秘を引き起こすのです。

 

弛緩性便秘の症状は

  • コロコロの硬い便が出る
  • ガスが張ってお腹が膨らみ苦しい
  • あまり、排便したい感じにならない
  • 排便後も残ったような感じになる

こういった症状が出て、強い腹痛が起こることは少ないです。

 

この弛緩性便秘は女性の便秘の70%を占めると言われており、原因はたくさんあります。

弛緩性便秘を詳しく知りたいなら↓↓

なぜ女性に便秘は多いの?なりやすい理由とは?【まとめ】

筋肉の量が低下

腹筋が無かったら、腸の動きは低下してしまいます。

腹筋が少なくなるのは歳をとったとき、妊娠したとき、ダイエット中、運動不足のときです。

食事の量が少ない

食事の量が少なくなると、便が小さくなるので大腸の刺激が減ってしまうため、動きが低下して今います。

ダイエット中や小食のときに起こります。

食物繊維が足りない

食物繊維は水を吸って膨らむことで、便を大きくする役割があります。

食物繊維が足りない場合は、便が小さいので便秘を引き起こします。

腸内の悪玉菌が多い

腸内環境が悪化して悪玉菌が多くなっていると、大腸の動きがかなり低下してしまいます。

悪玉菌が増えてしまうのは、タンパク質が多いお肉中心の食生活と善玉菌を増やす食物繊維が足りないことで起こることが多いです。

② 痙攣性便秘

大腸が必要以上に動き痙攣するため、上手く便を送れなくなることで起こる便秘です。

上手く便が動かないため、大腸に長くとどまって、水分を吸収され過ぎてしまいます。

 

痙攣性便秘の症状は

  • 便意があるけど硬くてコロコロしたものが少しだけ出る
  • 排便の時には強い腹痛が起こる
  • 腹痛があっても、何も出ないことがある
  • よくお腹が痛くなる(食後や、緊張、ストレスがあったとき)
  • 下痢と便意を繰り返す

 

とくに頻繁に腹痛が起こるのが特徴で、これは大腸が痙攣するときに痛みが出るためです。

 

この痙攣性便秘はストレスが多い人に起こりやすく、ストレスによる自律神経の乱れが原因になっています。

自律神経は腸の機能を調節しており、これが上手く機能しなくなり、動きすぎてしまいます。

 

睡眠不足、運動不足でも身体にストレスが起こります。

また、大腸を刺激して痙攣させてしまう、カフェイン、アルコール、辛いもの、炭酸飲料と便秘薬を飲むと悪化してしまいます。

痙攣性便秘について詳しく見たいなら↓↓

便秘と下痢を繰り返す原因とは?対策はどうすればいい?

③ 直腸性便秘

大腸の中で肛門の近くまで便が来ますが、排便されずに溜まっていく便秘です。

 

直腸性便秘の症状は

  • 便意がほとんど無い
  • いきんでも出ない
  • カチコチの硬い便が出る

 

本来であれば、肛門近くまで便がやってきたら、反射が起こって便意を催します。

反射が低下することで、便意が起こらずにず~っと残ってしまいスーパー便秘と言われるくらい解消することが難しいものです。

 

直腸性便秘の原因は便を我慢することで、排便するのを我慢すればするほど肛門近くに便があることに慣れていってしまいます。

また、排便するときの筋力不足、痔があって痛みがあるときも直腸性便秘が起こることがあります。

 

・子供の授業中の我慢。

・女性の恥ずかしいから我慢。

・介護中の方の申し訳ないから我慢。

といったことで起こることが多い種類の便秘です。

直腸性便秘について詳しくはこちらの記事へ↓↓

便秘の原因は我慢することにあった!?

病気でも便秘になる

病気が原因で上に挙げた3つのどれかの便秘になることもあります。

 

  • 糖尿病
  • 膠原病
  • 自律神経失調症
  • 甲状腺機能低下症
  • 高血圧
  • パーキンソン病など

 

病気による代謝の低下、ホルモンバランスによる大腸の動きの低下、筋力の低下、反射の低下という便秘には悪影響が多くなります。

また、病気の薬を使うことで、大腸の動きを邪魔してしまうようなものもあります。

 

これに関しては病気を治療しながら便秘解消もしていくしかありません。

器質性便秘

最後に生活習慣とは関係の無い器質性便秘についてみていきましょう。

器質性便秘は大腸の形に異常があったり、傷などが元になって起こる便秘です。

生まれつき

生まれつきの問題が原因で便秘になる人もいます。

大腸が普通よりも長くなっている状態で生まれてきた場合です。

 

大腸が長いと便が大腸に留まる時間が長くなってしまい、便に含まれる水分を吸収し過ぎてしまいます。

水分が無くなると便が硬くなりすぎるので、出にくくなるのです。

 

また、生まれつき腸の動きが悪い場合もあります。

便を上手く送り出せないので、どんどん便が大腸に溜まっていき、大腸が広がっていくことになります。

先天性巨大結腸症という、腸を動かすための神経が無いという病気もあります。

腸が病気の影響を受けたとき

大腸がん、ポリープが出来てしまって便の通り道が狭くなることが原因で器質性便秘になることもあります。

 

また、子宮筋腫や卵巣が大きくなる病気になって大腸を圧迫して便が通りにくくなります。

他にも腹膜炎などで腸同士がくっついて、大腸の動きが低下することで便秘になることもあります。

 

それだけでなく、突発的に腸がねじれてしまって、便が通れなくなることもあります。

 

器質性便秘になってしまう原因はいくつかありますが、便秘以外に強い症状が出ることがほとんどです。

ひどい腹痛、便に血液が混じる、嘔吐、寒くて震えたりします。

 

便秘以外に症状が出ているなら病院へすぐに行きましょう。

器質性便秘になってしまうことは少ないです。

まとめ

便秘の種類と症状については分かりましたか?

症状だけでは似ている部分もありますが、原因と合わせてみることで自分がどの種類の便秘かチェックすることが出来ます。

 

弛緩性便秘(筋力低下と食事量が原因)

  • コロコロの硬い便が出る
  • ガスが張ってお腹が膨らみ苦しい
  • あまり、排便したい感じにならない
  • 排便後も残ったような感じになる

 

痙攣性便秘(ストレスと刺激物が原因)

  • 便意があるけど硬くてコロコロしたものが少しだけ出る
  • 排便の時には強い腹痛が起こる
  • 腹痛があっても、何も出ないことがある
  • よくお腹が痛くなる(食後や、緊張、ストレスがあったとき)
  • 下痢と便意を繰り返す

 

直腸性便秘(我慢することが原因)

  • 便意がほとんど無い
  • いきんでも出ない
  • カチコチの硬い便が出る

 

 

自分がどの便秘なのかチェックできたら、それぞれの解消法を実践していきましょう。