酸化マグネシウムが便秘解消に効くのは有名です。

  • いったいどんな効果で便秘に効くのか
  • 酸化マグネシウムに副作用はないのか
  • 酸化マグネシウムの摂り方が分からない
  • 酸化マグネシウムの市販薬を知りたい
  • 酸化マグネシウムを飲んでも効かないときのことを知りたい

 

こんな疑問があるなら、この記事を読んでみてください。

今回の記事は酸化マグネシウムと便秘のことを紹介します。

スポンサードリンク

そもそもマグネシウムってなに?

ミネラルの1つであるマグネシウムは、ヒトの体内に約25gほど存在し、約50~60%ほどは骨の中に貯蔵されています。

 

マグネシウムは人の生命活動に欠かせない酵素反応のうちで約300種類に関わっています。

例えば、たんぱく質の合成や神経伝達、筋収縮、血圧調整、心機能の維持などに不可欠な成分です。

 

不足してしまうと骨に蓄えられたマグネシウムが遊離して補助にまわり、体内のマグネシウム量を一定に保とうとする作用が起こります。

酸化マグネシウムと便秘の関係

なぜ酸化マグネシウムが便秘に効く?

その名の通りマグネシウムが酸化することで出来た物質が酸化マグネシウムですが、この酸化マグネシウムには体内を通過する際に水分を集めるという性質があります。

 

水分を腸の中に集めることで、腸壁で水分を再吸収されることもないので腸に溜まった便に水分を与えて便を柔らかくします。

 

便秘の多くは腸内にある便の水分不足によって便が硬くなり、排出しにくくなってしまうことが原因です。

酸化マグネシウムの持つ、この腸への水分補給作用が便秘解消に良いのです。

酸化マグネシウムの効き目が出るまでの時間は

酸化マグネシウム系の便秘薬は通常服用からおよそ8~10時間後に効果が表れます。

寝る前に飲んでおけば、次の日の午前中に出ることが多いです。

 

しかし、これは服用時の腸の状況や体質などによってかなり開きがあります。

遅い人でも1日2gまでを上限に3日間ほど服用し続ければ効果が出るでしょう。

 

酸化マグネシウムの類似薬として、酸化マグネシウムより効き目が穏やかで安全性の高い「重質酸化マグネシウム」。

酸化マグネシウムより効き目が強く、その分副作用の危険性も高くなる「水酸化マグネシウム」もあります。

スポンサードリンク

酸化マグネシウムの副作用

酸化マグネシウムに限らず、多くの便秘薬につきものの副作用は下痢です。

また下痢に伴う腹痛もそうですね。

 

ただ、他の便秘薬に見られるような「腸に強い刺激を与えて無理に蠕動運動を起こさせる」という種類のものではないので、その副作用も軽いものです。

 

ただし気を付けたい副作用として、血液中のマグネシウム過剰によって起こる「高マグネシウム血症」があります。

高マグネシウム血症の初期症状はめまいや吐き気、だるさなどで、これらを感じたならすぐに使用をやめて病院に受診しましょう。

 

副作用が少ないとは言っても、長く飲み続けるほど高マグネシウム血症を引き起こしやすくなるので、ずっと飲み続けるのはやめておくべきです。

 

まったく副作用が無く便秘解消していく効果があるものは↓↓

オリゴ糖の便秘解消の効果がすごい!

酸化マグネシウムと抗生物質の併用は注意

抗生物質や抗菌薬を服用している人は、酸化マグネシウムの使用を控えるようにと言われることがあります。

 

特にニューキノロン系抗菌薬やテトラサイクリン系抗生物質はダメです。

酸化マグネシウムと併用すると、両者の成分が結合してしまい、腸から吸収されずそのまま便と一緒に排泄されてしまいます。

 

つまり、どちらの効果も得られなくなってしまうというわけです。

酸化マグネシウムと牛乳は注意

牛乳には多くのカルシウムが含まれていますが、大量の牛乳を飲んでいる状態で、酸化マグネシウムを摂取すると、この2つの成分により血液がアルカリ性に傾いてカルシウム値が上昇します。

 

これによって引き起こされるのが「高カルシウム血症(ミルク・アルカリ症候群)」で、初期症状としては腹痛や嘔吐、重症化すると幻覚や昏睡などの脳障害を起こすこともあります。

 

1日に牛乳を1リットル以上飲んでいる時には、酸化マグネシウムはやめておきましょう。

妊娠中に酸化マグネシウムは大丈夫?

便秘になりがちな妊娠中は、便秘薬として酸化マグネシウムがおすすめです。

腸を刺激するタイプの便秘薬ではなく、腸に水分を集めて便を柔らかくするタイプのものなので、効き目が穏やかで安全性が高いのです。

 

実際に、妊娠中に病院で酸化マグネシウムの下剤が処方されることは多いです。

ただし、妊娠中はデリケートなものなので必ず医師に確認して、市販薬を利用しないようにしましょう。

 

また、飲み続けなくて良いように、酸化マグネシウムと乳酸菌サプリなどを併用して腸内環境を整えると良いでしょう。

酸化マグネシウムの摂り方

処方された酸化マグネシウムであれば医師の指示通りに飲むのがベストで、市販のものであれば使用上の注意を守って飲めば問題ありません。

 

一般に酸化マグネシウムの1日あたりの上限量は2g(2000mg)と言われているので、1錠あたり何mgかを見て足し算し、合計2gを超えないようにすれば良いでしょう。

 

例えば500mg/1錠なら1日4錠ということになります。

これを食後1日3回に分けて飲んでも良いですし、面倒なら寝る前に一気に飲んでも構いません。

 

酸化マグネシウムは水分を集める効果があるので、水分補給をしっかりしておくことは忘れないようにしましょう。

酸化マグネシウムを飲んでも効かない

なぜ酸化マグネシウムが効かないのか

「酸化マグネシウムが効かない」という人の多くは、これまで使用してきた即効性の高い便秘薬(大腸を刺激するタイプ)と比べて「まだ効かない!」と感じていることが多いようです。

 

しかし酸化マグネシウムは安全性が高い分効き目は穏やかなので、1日飲んだだけでは効かないこともあります。

あるいは水分の抜けきった固い便が直腸下部を塞いでしまっている場合、酸化マグネシウムを摂っても蓋をしてしまっている固い便にまで効果が届きません。

 

酸化マグネシウムはあくまで大腸内にある便に作用する薬だからです。

更には、例え酸化マグネシウムで便を柔らかくしても、腸の働き自体が弱いなら、便を肛門まで押しやることができないため排便に至らないことがあります。

酸化マグネシウムが効かないときはどうする

酸化マグネシウムは安全性が高い分即効性はやや劣ります。

3日間ほど続けて飲んでみるようにしましょう。

 

これでも出ないときには、直腸下部で固い便がフタをしてしまっている可能性があります。

浣腸でまず詰まっている便を物理的に出すと良いでしょう。

 

それから、あらためて酸化マグネシウムを服用してみてください。

タイミングとしては、3日出ないときに酸化マグネシウムを利用すると良いでしょう。

酸化マグネシウムの市販薬

3Aマグネシア

佐藤薬品工業が開発したマグネシウム系塩類下剤。

360錠入り(2ヶ月分)で2458円、大人で1日1回3~6錠を目安に就寝前に服用します。

 

マグネシウム含有量は6錠中2000mg、添加物としてステアリン酸カルシウムやI-メントール、セルロースなどが配合されています。

マグネシウムE便秘薬

健栄製薬が開発した酸化マグネシウム系便秘薬です。

90錠入り(半月~1ヶ月分)1200円と360錠入り(約2ヶ月~4ヶ月分)4000円との2サイズがあります。

 

大人で1日3~6錠を空腹時や睡眠前にぬるま湯で服用します。

 

酸化マグネシウムの含有量は、6錠あたり2000mg。ほのかなレモン風味と口の中で素早く崩壊する速崩性で、錠剤が苦手な人でも飲みやすいという特徴があります。

錠剤ミルマグLX

エムジーファーマが開発したレモン風味のほんのり甘い、子供でも飲みやすい水酸化マグネシウム系便秘薬です。

120錠入り(約1ヶ月分)1300円と、240錠入り2160円とがあります。

 

1錠中水酸化マグネシウムが350mg配合されており、大人で1日2~6錠を目安に就寝前か空腹時に服用します。

ミルマグ内服薬

エムジーファーマが製造する、こちらはドリンクタイプのマグネシウム系便秘薬です。

プラムの香りとほんのりとした甘さの、ストレートで飲むタイプのドリンク剤です。

 

1本(100ml)400円、1日1回あたり大人で40~80mlを服用します。

主成分は硫酸マグネシウムで、80mlあたり4gが配合されています。

マグネシウムを多く含む食材

マグネシウムは豆類・魚類・貝類・海藻類・ナッツ類に多く含まれています。

 

とくに海藻類で、青のり、あおさ、昆布、わかめに豊富です。

特にあおさは100g中3200mgとダントツトップの含有率を誇ります。

 

ただ、量はあまり食べれないものが多いので、おすすめは大豆です。

木綿豆腐には100g中50mgのマグネシウムが含まれています。

納豆には100g中100mgです。

 

あとは魚貝類は比較的マグネシウムを摂りやすい食材です。

あさり100gで100mg

はまぐり100gで80mg

かき100gで70mg

しらす干し100gで80mg

 

マグネシウムが多く含まれているものはいくつかありますが、積極的に摂らないと不足しがちな栄養素です。

マグネシウムを食材を摂るときには、大豆、魚介類と覚えておくと良いでしょう。

酸化マグネシウムが持っているその他の効果

酸化マグネシウムには便秘に効くだけでなく、それ以外にも効果を持っています。

胃炎と胃潰瘍に効く

酸化マグネシウムには便を柔らかくする効果の他に、制酸作用もあることが分かっています。

制酸作用とは胃酸を中和させる作用のこと。

 

胃酸で粘膜がダメージを受けて胃炎や胃潰瘍になることを防ぐことが出来ます。

尿路結石に効く

酸化マグネシウムはシュウ酸カルシウムの尿石に効果があります。

 

酸化マグネシウムは腸内でシュウ酸と結合し、余分なシュウ酸が尿中へ出ていかないように防ぐことが出来ます。

そして、尿中でもシュウ酸と結合し尿に溶けやすい物質にすることで結石を防いでくれるのです。

まとめ

酸化マグネシウムが便秘に効果があることは分かったでしょうか。

ただし、注意してほしいことは酸化マグネシウムで便秘解消しても根本的な解決にはなっていないことです。

 

酸化マグネシウムを使いつつ、自力で排便できるようにしていくことが必要です。

酸化マグネシウムを上手に使った、便秘解消法を紹介しています↓↓

私はこうやって便秘を解消した!!