赤ちゃんが便秘になったらどうする!?

便秘薬を使っていいのか、どんな薬があるのか気になりますよね。

 

今回の記事では、便秘の赤ちゃんに使える市販薬と処方薬について紹介します。

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赤ちゃんはどれくらい出なかったら便秘?

体質によってうんちが出る頻度は違います。

1日に3回出る赤ちゃんもいれば、1日に1回の赤ちゃんもいます。

 

ただし、いつもしていたのに・・・というような普段と違う場合は注意が必要です。

  • 普段している回数より減った
  • 便が硬くなった
  • いきんでいるのに出ない

こういったことが起こっている場合には便秘の可能性が高いでしょう。

 

そのほかにも、

  • ミルクを飲まない
  • ミルクを飲んでもすぐにもどしてしまう
  • 泣き続ける
  • お腹がぽっこりしている

これらは便秘と一緒に出る症状です。

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赤ちゃんに使える市販の便秘薬

赤ちゃんに使うことができる市販薬は3つあります。

①マルツエキス

②浣腸

③整腸剤

この3つであれば0歳児でも使うことができるので、常備しておいてはどうでしょうか。

①マルツエキス

マルツエキスは、赤ちゃんのための便秘薬です。

さつまいもから作られる麦芽糖が原料の便秘薬で、日本では明治39年から販売されています。

マルツエキスの効果

麦芽糖は、胃や小腸で分解されにくく、大腸に到達します。

そこで、腸内の善玉菌のエサとなって穏やかに発酵して、腸の動きを活発にしてくれる効果があります。

 

副作用ですが、ずっと昔から多くの赤ちゃんに愛用されており、重大な副作用というのは心配はいらないでしょう。

ただし、さつまいもが原料なので、アレルギーには注意が必要です。

マルツエキスの使い方

マルツエキスは水あめのようにとろっとした液体です。

母乳かミルクに溶かして哺乳瓶で飲ませるか、スプーンで口に入れましょう。

 

離乳食が始まっているならヨーグルトなどに混ぜて食べさせてもいいでしょう。

飲まないというときには、ママの指先につけて赤ちゃんのほほの内側や上あごにつけてみてください。

②浣腸

便秘を即効解消させたいなら浣腸で、0歳児でも使うことができます。

3日くらい便秘が続いて苦しそうなら、浣腸は1つの手です。

浣腸の効果

浣腸はグリセリンという成分です。

グリセリンによって大腸が刺激され、硬くなったうんちを柔らかくし、さらにすべりがよくなることでうんちがスムーズに出てきます。

浣腸の使い方

浣腸をお湯に入れて人肌くらいまで温めてから、いちじく浣腸(子供用)の半分の量を肛門から入れます。

しばらくティッシュなどでお尻を押さえておいて我慢させてから、排便させます。

 

3か月未満の場合は、必ず医師に相談してから使用しましょう。

3か月以上の場合でも、医師や薬剤師に相談の上使ってください。

③整腸剤

新ビオフェルミンS細粒や宇津こども整腸薬は、生後3カ月から使うことができます。

整腸剤の効果

整腸剤は、腸内の善玉菌を増やすことで腸の動きを正常にする効果があります。

ただし、飲んだらすぐに便秘が解消されるというものではありません。

飲ませて排便がなければ、受診してください。

整腸剤の使い方

 

新ビオフェルミンS細粒も宇津こども整腸剤も粉薬なので、赤ちゃんがそのまま飲むのは大変です。

少量をミルクや母乳に溶かして哺乳瓶で与えると良いでしょう。

 

ミルクを飲まない場合は、指につけて頬の内側に塗りつけてあげると服用することができます。

便秘の赤ちゃんの処方薬

便秘がひどいようなら、医療機関を受診しましょう。

小児科に行くと便秘薬を処方してくれます。

1.モニラック

赤ちゃんの便秘に処方される薬といえば、中外製薬のモニラックシロップが多いです。

モニラックの有効成分はラクツロースというオリゴ糖の1種で、甘いシロップなので赤ちゃんにも飲ませやすい薬です。

 

モニラックは腸内に水分を集め、便を柔らかくしてスムーズに排泄されるのを助けます。

また、善玉菌を増やす効果もあります。

もちろんオリゴ糖なので安全性は高い薬です。

2.ラキソベロン

ラキソベロン液も赤ちゃんに使うことがあります。

モニラックより効果が強いので、ひどい便秘に処方されるようです。

 

成分のピコスルファートは、大腸を刺激して腸のぜん動運動を活性化させ排便を促します。

使い続けても耐性ができにくいのが特徴です。

3.酸化マグネシウム

酸化マグネシウムも安全性が高い便秘薬で、処方されることが多いです。

腸内に水分を集める働きで、便を柔らかくすることができます。

4.テレミンソフト

坐薬タイプの便秘薬です。

坐薬は腸に直接作用するので、効き目が確かです。

 

お尻から入れると炭酸ガスが発生して、刺激されて排便することができます。

指先で座薬の先端を少し溶かして柔らかくしてから入れてみましょう。

また、肛門にベビーオイルなどを塗っておけば、スムーズに入れることができます。

5.浣腸

 

テレミンソフトより効果が強いのが浣腸です。

しばらく出ていない場合には、1度スッキリさせるために使われることがあります。

便秘薬の前に綿棒浣腸

便秘が気になるときは、まずは綿棒浣腸を試してみましょう。

  1. 大人用の綿棒の先を少しほぐして柔らかくする。
  2. 先端から3㎝くらいにベビーオイル(オリーブオイル、ワセリン)をたっぷりつける
  3. 赤ちゃんを仰向けに寝かせる
  4. 赤ちゃんの背中の下までビニールシートや新聞紙、おむつなど、そのまま捨てられるものを敷いておくといっぱい出ても安心
  5. 赤ちゃんの足を持って、少し広げて上げ、肛門にゆっくり綿棒の先を入れる
  6. 1~2㎝くらい入れて、ゆっくりと円を描くように優しくクルクル動かす

 

赤ちゃんに話しかけ、リラックスさせてあげると出やすくなります。

ベビー用の綿棒を使わないように。細すぎて中で折れたり、硬くて肛門を傷つけたりする恐れがあります。

 

浣腸するのは、授乳の30分後くらいがベストタイミング、腸の動きが1番活発だからです。

一度で排便しない時には、少し時間を置いて再度チャレンジしてみてください。

赤ちゃんの便秘解消のマッサージ

赤ちゃんのおへそを中心に、時計回りに「の」の字を書きましょう。

ママの手のひらや指の腹を使って、優しく円を描いてみます。

大人のお腹ですが、こんなイメージで!

 

時計回りにさすってあげるだけでも効果あり!

 

 

お腹の柔らかいところ、あきらかに骨ではないところに少し固い部分があったら、うんちの塊の可能性があります。

力を入れずに軽く固い部分を時計回りに動かしてみましょう。

 

マッサージをする前に、手を十分に温めてから!手が冷たいと、よけいに腸が緊張して出なくなってしまいます。

そして、優しく話しかけながらマッサージしましょう。

 

ベビーオイル(赤ちゃん保湿用のクリームなど)を使ってマッサージすると手のひらの滑りが良くなり、赤ちゃんが心地よく感じます。

お風呂上がりに行うと血行がよくなっているので、より効果的です。

 

赤ちゃんが嫌がるようなら、無理をしないで、痛がる様子を見せたら、すぐにやめましょう。

 

便秘に効く赤ちゃんの運動も試そう

赤ちゃんを仰向けに寝かせて、両足を動かす運動が効果があります。

 

赤ちゃんを仰向けにします。

急に引っ張るのはNGです。ゆっくり優しく動かしてください。

 

  • 両足を持って伸び縮み(屈伸運動のように)
  • 自転車を漕いでいるように交互に伸び縮み
  • バタ足のように交互に動かす

お腹の中も刺激されるので、腸の動きが活発になります。

便秘予防のために規則正しい生活を

規則正しい生活をおくると自律神経が整い、規則正しく排便できるようになるのは大人も赤ちゃんも同じです。

生活リズムが乱れているなら、生活習慣を見直してみましょう。

大人の都合に赤ちゃんの生活を合わせることがないようにする必要があります。

 

  • 朝は7時に部屋を明るくする(寝ていても)
  • 夜は21時に部屋を暗くする(起きていても)

これを守るようにすると、1日の生活リズムが整いやすくなります。

食事の時間や、お風呂の時間も同じにするのもおすすめです。

赤ちゃんの便秘の原因は知っておこう

生後4ヵ月以下の赤ちゃんが便秘になる原因は、生活リズムの乱れ、水分不足などがあります。

 

  • 生活リズムの乱れ・・・自律神経の乱れからくる腸の動きの低下
  • 水分不足・・・母乳もしくはミルク不足、卒乳によって水分が足りないため、便が硬くなる

 

さらに、赤ちゃんの腸は発達過程にあるので、その影響もあるでしょう。

おむつかぶれなどでお尻に痛みがあると、いきむことを嫌がって便秘になってしまうこともあります。

 

また、母乳育児をしている場合は、ママが食べているものが赤ちゃんの体に影響します。

ママが脂っこい食事ばかりとっていると、母乳にも脂肪分を多く含みます。

赤ちゃんは、脂肪の多い母乳を消化できず、消化不良を起こして便秘になります。

 

赤ちゃんの便秘の原因はさまざまです。

こちらを参考に⇒赤ちゃんの便秘原因とは!ミルク?母乳?離乳食のせい?

便が出ない赤ちゃんの病気

うんちが出ない病気もあるので、何をしても出ないときには注意が必要です。

肥厚性幽門狭窄

幽門筋という胃の出口の筋肉が厚くなり、胃の中のものが十二指腸に流れて行かなくなる病気です。

ミルクを飲んでも胃から先にいかずに吐いてしまうので、うんちになりません。

 

日本では約1,000人に1人の割合で発症しています。

内視鏡で幽門を広げたり、幽門を弛緩させて広げる薬を注射するなどの治療を行います。

腸重積

小腸の終わりの部分(回腸)が大腸に入り込んでしまう病気です。

生後6か月前後に発症することが多い病気で、悪化すると腸が壊死して命にもかかわります。

 

激しい痛みで泣いたり、赤くどろっとした血便が出たり、嘔吐などの症状が見られます。

早期に発見できれば、造影剤や空気を肛門から注入して、腸の形を元に戻すことで治りますが、発見が遅くなると手術が必要になります。

ヒルシュスプルング

ヒルシュスプルング病は、消化管の働きをコントロールする腸の神経細胞が生まれつきない病気です。

うんちが出にくいので腸閉塞を起こしやすくなります。

ヒルシュスプルング病と診断されたら、基本的に手術が必要です。

潜在性二分脊椎

これは脊椎に先天的に異常が生じる病気です。

潜在性二分脊椎になると、さまざまな症状がみられますが、そのうちの一つが排便障害です。

 

ですが、思春期頃に現れてくる症状なので、赤ちゃんのうちは気が付きにくいかもしれません。

まとめ

赤ちゃんが便秘になったときに使う便秘薬については分かったでしょうか。

  • 市販薬⇒マルツエキス、浣腸、整腸剤(ビオフェルミンS細粒、宇津こども整腸薬)
  • 処方薬⇒モニラック、ラキソベロン、酸化マグネシウム、テレミンソフト、浣腸

 

便秘になってしまったら、便秘薬に頼りながら、マッサージ、便秘運動、生活リズムの改善などを続けてみましょう。

離乳食が始まっていたら食事の内容も便秘に良いものを意識すると良いでしょう。