宿便がたまっているというのは気になりますよね。

スッキリ出すことができたら、お肌に良かったり、健康に良いとも言われています。

 

でも、本当に宿便って悪影響があるものなのでしょうか?

そこで今回の記事では宿便について、スッキリ出す方法について紹介したいと思います。

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宿便ってなに?

便秘が続いて長い間、出せずに腸内に溜まっている便のことを宿便、または滞留便(たいりゅうべん)と言います。

 

宿便に関しては様々な説があり、「長年腸の壁にこびりついてしまった便」などと表現されることがあります。

しかし、腸は日々蠕動運動を繰り返し、それによって腸壁も動いているため、医学的な見地からは『何年も同じ便がずっとこびりついているとは考えにくい』というのが主流な考え方になっています。

 

毎日排便があっても、腸内には2~5kg程度の宿便が残っていると言われますが、これは健康上特に大きな問題にはなりません。

ただし、便秘になっていると軽く2~3倍くらいの宿便の量になってしまい悪影響を与えてしまいます。

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②宿便の悪影響

宿便は誰にでもあるもので、通常はさほど悪影響がある訳ではありません。

長期間便秘が続いたりして宿便の量が多くなってくると、身体に様々な悪影響を及ぼしてしまいます。

一番厄介なのは身体の中に毒素がめぐってしまうことです。

 

腸内の悪玉菌によって宿便が腐敗します。

腐敗によって発生した毒素が腸の壁から吸収され血流にのって身体中に回ると、

  • 肌が荒れる
  • 髪の毛が弱くなる
  • おならのニオイや口臭、体臭がきつくなる
  • 太りやすくなる
  • むくみやすい
  • 疲れやすい

などの悪影響を起こすことが分かっています。

最悪の場合、大腸がんなどの重い病気の引き金になることもあります。

 

それだけではありません。

腸内環境が悪くなることで免疫力が低下し、花粉症などのアレルギー症状を引き起こしたり、症状が重症化するなど、様々な身体の不調の原因となると言われています。

宿便の原因

宿便の主な原因は便秘ですが、その便秘を引き起こすには色々な要素がからんでいます。

①善玉菌が減っている

まず考えられることは、善玉菌の減少です。

宿便を引き起こすような重症の便秘は腸内環境のバランスが崩れているのです。

 

数兆個あるといわれる腸内細菌のうち、善玉菌が優勢であれば便秘や宿便は起こりにくく、悪玉菌が優勢になると腸内環境が悪化して、腸の活動が低下してしまいます。

②食物繊維の不足

食物繊維の不足も宿便の原因となります。

食物繊維には便を柔らかくし、カサを増やして腸の動きを促す働きがあります。

 

便秘解消には十分な食物繊維の摂取が欠かせませんが、現代の食生活ではどうしても食物繊維が不足しがちということは問題となっています。

1日に必要な食物繊維の量は20グラムですが、どの年代の人も5~7グラムくらい不足しているという統計があります。

③運動不足

運動不足も宿便の一因です。

運動をしないと筋力が落ち、代謝の低下を招いて胃腸の動きも鈍くなってしまうのです。

特に腹筋が衰えると腸を動かす力が弱まるため、スムーズな排便の妨げになります。

 

腰をひねったり、飛んだり、走ったりすることで腸が揺れるので、刺激になって腸が活性化されることも分かっています。

宿便をスッキリ出すには

宿便をため込まないようにするためには、上に書いた原因を取り除いていくことが大事です。

ここでは、それ以外にスッキリ出す方法を紹介したいと思います。

 

宿便を取り除く方法は、

  1. 下剤
  2. 浣腸
  3. 腸内洗浄
  4. 断食
  5. マッサージ

の5つに分類できます。

1.下剤

宿便を解消するのに一番手軽に用いられる方法です。

飲んでから一定時間経過すると便意を催し、排便が促されます。

市販薬も色々な種類が販売されているので症状や体質に合わせて選ぶことができます。

 

しかし、下剤は強制的に便を出すものなので、頻繁に使うべきではありません。

手軽にスッキリするからと繰り返し使用していると、だんだん下剤に対して耐性ができてきてしまい、薬の量が増えたり、下剤に頼らないと便が出ないようになってしまいます。

2.浣腸

浣腸は、グリセリンを主成分とした薬液を肛門から注入して腸を刺激することで排便を促す方法です。

グリセリンには腸壁を滑りやすくする効果があるため、スムーズな排便が期待できます。

 

使い方も簡単で、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年齢層で使用されています。

薬液を入れてから3~10分ほどで効き目が出る即効性、排便のタイミングをコントロールできることも浣腸のメリットといえるでしょう。

 

こちらも、慣れてしまうため頻繁に使いすぎてしまうことはやめておきましょう。

3. 腸内洗浄

肛門からチューブを入れ、温度と圧力を調整した温かい洗浄水で腸内を洗浄する方法です。

宿便だけでなく、他の老廃物などもスッキリと流せるため、かなり効果があります。

 

自宅でできるキットなどもありますが、デリケートな処置のため、医療機関などで行う方が安心です。

ただ宿便を取り除くことは病気のための治療ではないため、保険適応にはならず高いのがデメリットです。

 

詳細は⇒⇒腸内洗浄の効果とは!デメリットはないの?

4.断食

宿便を解消するための断食とは、酵素ドリンクやスムージー、水分などある程度の栄養素は摂りながら、胃腸を休めることを目的として行うものです。

胃腸が休まると消化吸収に使われていたエネルギーが排泄に充てられるようになるため、宿便が出やすくなります。

 

断食は無理をすると後でリバウンドがくるので、あくまでも無理のない範囲で行うことがポイントです。

長期間やるのではなく、おすすめは週末を利用したプチ断食です。

詳細は⇒⇒プチ断食で便秘解消することが出来る?

5.マッサージ

「腸もみ」などとも言われるマッサージで宿便を出す方法です。

腸の周辺をゆっくりと指圧するだけなので、誰でも気軽にできる宿便解消法です。

 

頑固な宿便はこれだけでは効きめがないこともあるので、他の方法と併用するとよいでしょう。

あまり強くやってしまうと腹痛を起こすこともあるので、あくまでも優しく、無理のない範囲で行うように心がけます。

 

具体的なマッサージ方法については

⇒⇒便秘を解消するツボとマッサージの方法は!

宿便をためないようにする

上に書いたスッキリ出す方法については、あくまで一時的なもので根本的な解決ではありません。

普段から、ため込まないような身体づくりをしていくことが大事です。

善玉菌を増やしておく

宿便を溜めないようにするには、まず腸内環境を整える必要があります。

数兆個ある腸内細菌は、大きく善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つに分かれますが、そのうち善玉菌を増やすことが宿便解消につながります。

(善玉菌は腸が働くための有機酸というエネルギーを作り出してくれます。)

 

善玉菌の代表格である乳酸菌は、ヨーグルトや乳酸菌飲料などから手軽に摂取できるため、継続的に摂取するとよいでしょう。

もし、なかなか毎日続けることができない場合はこちらを試してみてください↓↓

オリゴ糖の便秘解消の効果がすごい!

軽めの運動をしておく

軽い運動を継続することも宿便解消に大いに役立ちます。

15~30分程度の運動でも十分に効果があります。

 

特に、腸腰筋というインナーマッスルを鍛えると、腸の蠕動運動を促進するので排便がスムーズにいきます。

 

ウォーキングはこの腸腰筋を鍛えるのに効果的で、宿便解消にはもってこいの運動です。

背筋をピンと伸ばして腸腰筋を意識して歩くように心がけてみましょう。コツはできるだけ毎日続けることです。

3日サボってしまったから今日は2時間歩く、というよりも1日15分でも毎日歩く、という方が効果的です。

野菜をしっかり摂っておく

上にも書きましたが、食物繊維が1日に20グラム必要で、5グラムくらい足りない人がほとんどです。

頑張って野菜を食べたとしても、それでも足りていないのです。

 

毎日毎日、大量の野菜を食べ続けるためには工夫が必要です。

⇒⇒少しでもたくさん野菜を食べるための7つの方法!!

まとめ

宿便とは何なのか分かったでしょうか?

とにかく腸の中にたまっている便のことを宿便と言いますが、快便の人でもあるのが正常です。

 

毎日、排便できているのであれば宿便を出そう!と頑張る必要はないものです。

便秘になっている人の宿便は数倍も増えてしまっており、肌荒れなど健康に悪影響なので改善していく必要があります。

 

宿便をスッキリ出す方法も紹介しました。

  1. 下剤
  2. 浣腸
  3. 腸内洗浄
  4. 断食
  5. マッサージ

この5つですが、あくまで一時的な方法であることは忘れないようにしましょう。

運動、善玉菌、野菜を継続していって宿便をため込まないような身体づくりをしていってください。