便秘で病院でみてもらったら、処方される薬はたくさんあります。

処方薬にはいったいどんな効果や副作用があるのでしょうか。

 

今回の記事では便秘で処方される薬について紹介します。

また、同じ効果を持っている市販薬についてもまとめています。

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便秘の処方薬の効果

病院で処方される便秘薬にはいくつか種類があります。

  1. 便を柔らかくする
  2. 腸の動きを抑える
  3. 腸を刺激する
  4. 整腸剤
  5. 便をカサ増しする
  6. 腸液を増やす
  7. 座薬タイプ

効果によって処方薬は違います。

それぞれ、どんな便秘薬があるのか見ていきましょう。

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1.便を柔らかくする便秘薬

〇酸化マグネシウム

酸化マグネシウムの便秘薬は、便に含まれる水分量を増やすことで便を柔らかくしてくれます。

 

副作用が少ないのが特徴で、病院から処方される便秘薬の中では最も使用頻度が高いです。

ただ、高齢者や腎疾患のある人は、高マグネシウム血症を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

 

  • マグミット
  • マグラックス

などが処方薬の名前です。

1日1回、症状によって量を調節して水と一緒に飲みます。

 

同じ成分の市販薬も多く、

  • スラーリア便秘薬
  • 3Aマグネシア
  • 酸化マグネシウムE便秘薬

などといったものがあります。

〇モニラック

オリゴ糖の一種のラクツロースを有効成分とするモニラックも、周りから水分を集めて便を柔らかくする便秘薬です。

善玉菌を増やす効果もあるので、腸内の環境も整えられます。

 

こちらも副作用は少なく、安全な薬です。

1日に2回、水と一緒に飲みます。(小児用にはシロップタイプもあります)

 

モニラックは市販されていませんが、似たものがあります。

糖類を成分とした市販薬のマルツエキスです。

赤ちゃん用に使われ、非常に優しい薬です。

〇コロネル

ポリカルボフィルカルシウムが主成分の薬です。

腸の中で水分を吸収して、ゲル状になることで便の固さを調整し排便効果を出す便秘薬です。

けいれん性便秘、過敏性腸症候群に使われることが多いです。

 

この薬に関しては、同じ成分の市販薬はありません。

2.腸の動きを抑える

〇ブスコパン

副交感神経の作用を弱めることで、腸のけいれんを抑える効果があります。

これはけいれん性便秘、過敏性腸症候群に対して使われます。また、胃潰瘍や胃炎にも使われます。

 

副作用の多くは、口の渇き、便秘、おしっこが出ないなどがあります。

すぐには効果が出ないので、しばらく続けないと意味がありません。

 

ブスコパンと同じ成分を持つ市販薬は、

  • ブスコパンA錠
  • ブスコパンMカプセル

などがあります。

3.腸を刺激する便秘薬

〇センノシド(センナエキス)

センナから抽出された成分のセンノシドが配合されています。

大腸を刺激して運動を活発にするので、排便することができます。

 

  • プルゼニド錠
  • センノシド錠
  • アローゼン
  • アジャストAコーワ錠

が処方薬の名前です。

 

効果は比較的強く、3~8時間くらいで効果がでます。

副作用は腹痛、下痢が多いです。

また習慣性があるので長期間の服用はできません。

 

センノシドが主成分になっている市販薬は多いです。

  • コーラックハーブ
  • ソフネス50錠
  • ルーメア48錠
  • スルーラックS
  • 本草センナ顆粒
  • アジャストAコーワ錠

こちらは妊婦や授乳中は飲むことができません。

〇ピコスルファート

ピコスルファート(ナトリウム)が主成分の薬です。

こちらも大腸を刺激することで、排便を促す薬です。

 

処方薬の名前が、ラキソロベンです。

副作用は腹痛、下痢が起こることがあります。

こちらも飲み続けるのはやめたほうがよい薬です。

 

  • ピコラックス
  • スルーラックS
  • ビオフェルミン便秘薬

などといった市販薬が、ラキソベロンと似ている薬です。

4.整腸剤

腸内細菌のバランスや環境を整える効果があるのが整腸剤です。

体に対する負担がなく基本的に副作用もないのが特徴

 

病院によって処方される薬が違いますが、乳酸菌もしくはビフィズス菌の種類が違うだけです。

〇ラックビー

  • ラックビー
  • ビオフェルミン(ラックビーのジェネリック)

が処方薬の名前です。

ビフィズス菌や乳酸菌により腸内の善玉菌を増やすことができます。

ただし、即効性は無く、効果がでるまで時間がかかることが多いです。

 

市販薬には有名な、ビオフェルミンSがあります。

こちらとはビフィズス菌の配合量が違います。

 

〇エンテロノンR

エンテロノンは、胃液に負けることなくしっかりと腸にまで届くように耐性がつけられた乳酸菌の整腸剤

副作用として、稀にじんましん・発疹・かゆみ・咳などが発生する報告あります。

 

ヨーグルト風味で子供でも飲みやすいのが特徴です。

 

こちらは市販薬はありません。

〇ミヤBM

宮入菌と呼ばれる酪酸菌が主成分になっているのがミヤBMという医薬品です。

酸性物質を作り出すことで腸内の悪い細菌を追放し腸内を良い状態にしてくれます。

 

市販薬には、ミヤリサンというものがあります。

〇ビオスミン(レベニンS)

ビオスミンのジェネリック医薬品がレベニンSです。

ビフィズス菌とラクトミンが含まれていて腸内の菌のバランスを整えてくれる働きがあります。

副作用はありません。

5.便をカサ増しする

水分を吸収することで便の量を増して、腸の蠕動運動を促進するのが膨張性便秘薬です。

食物繊維と似た働きをするので穏やかな効果で安全性が高く、しかも習慣性がなく自然な排便効果が期待できます。

〇バルコーゼ

水分を含むことでゼラチン状に膨らむ特徴のあるバルコーゼは、この膨張性便秘薬の代表的な薬です。

注意点としてはバルコーゼを服用する際には、コップ1杯以上の水を一緒に飲む必要があることです。

 

副作用は、嘔吐、吐き気、腹部膨満感などがあります。

 

バルコーゼと全く同じ成分の市販薬はありません。似た成分が入っているのが

  • 新ウィズワン
  • コーラックファイバー

(市販薬には刺激性の成分も一緒に配合されています)

6.腸液を増やす便秘薬

1番新しく開発された便秘薬で、アミティーザと言います。

小腸が分泌する腸液の量を増やして水分量を上げることで柔らかい便にするのです。

 

習慣性が無く、飲み続けても効果が落ちないのが特徴です。

副作用の多くは、腹痛、下痢、吐き気があります。

また妊婦や授乳中は飲むことができません。

 

慢性便秘への治療効果がかなり期待されています。

新しい薬なので、少し高いのが難点。

 

市販薬にはまだ無いので、病院で処方してもらう必要があります。

7.坐薬タイプの便秘薬

かなり即効性が期待できるのが坐薬タイプの特徴です。

肛門に挿入してから15分くらいで効果がでます。

〇テレミンソフト

特に効き目があるのがビサコジルを主成分とするテレミンソフト坐薬です。

肛門内でビサコジルが溶けると速やかに腸を刺激してくれます。

 

副作用は腹痛、下痢が多いです。

また、習慣性があるので長期間使うことはできません。

 

テレミンソフト坐薬に近い市販薬は、ベンツナール坐薬です。

飲み薬ですが、同じ主成分のビサコジルが配合されているのがコーラックです。

〇新レシカルボン坐薬

肛門に挿入すると炭酸ガスが発生して、刺激してくれる効果があります。

使用による副作用はほとんど無く、優しい薬です。

 

  • 新レシカルボン坐剤S
  • ウィズワン坐薬

同じ効果がある市販薬はこれらがあります。

まとめ

便秘で処方される薬については分かったでしょうか。

病院では症状の強さ、期間に応じて処方してくれます。

 

注意することは、『薬を出しただけで飲んで様子を見ましょう』

これをするだけの病院は良い病院とは言えません。

 

便秘薬を飲みながら、便秘対策をしていくことを勧めてくれるのが良い病院です。

また、便秘薬を飲んでいれば便秘が治るわけではないことは知っておいてください。

 

食事などの生活習慣を改善しないと、便秘薬が手放せなくなるので少しずつ改善していくようにしましょう。