便秘が続くことで腸閉塞になってしまうことがあるのは知っていますか??

似たような症状ですが、症状の違いはあるのでしょうか。

 

今回の記事では、便秘と腸閉塞の違い、便秘で起こる腸閉塞がどんなものなのか紹介していきます。

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腸閉塞の種類と原因

腸閉塞の種類には大きく分けると機械的と機能的があります。

さらに機械的は単純性と複雑性の2つに、機能的は麻痺性とけいれん性の2つに分けられます。

機械的腸閉塞

単純性

開腹手術をして、腸が癒着(くっついてしまう)いてふさがる。

腫瘍、胆石、便秘、寄生虫などで腸がふさがることが原因です。

複雑性

腸重積や腸捻転が起こって、腸がふさがってしまうことが原因。

また、鼠径(そけい)や大腿のヘルニアに腸が入り込むことで、腸が圧迫されてふさがってしまうのも複雑性です。

機能的腸閉塞

麻痺性

腹膜炎による影響や開腹手術後に起こる神経麻痺、脳疾患や腸間膜血管が塞がれることなどが主な原因となって発生します。

また、何らかのショックや過度のストレスなどが原因で起こったり、鼻炎薬・免疫抑制剤・抗精神病薬などの薬剤による副作用も原因として考えられます。

けいれん性

痙攣性は、鉛中毒・胆石・虫垂炎・尿管結石などによって、一部の腸管がけいれんしてしまうことが原因で起こるものです。

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腸閉塞の症状

主な症状としては、

  • 腹部膨満
  • 腹痛
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 便が出ない
  • ガスが出ない
  • 脱水

などがあります。

初期では軽度で腹痛が強くなったり、弱くなったりすることもあります。

便秘と腸閉塞の症状の違い

便秘でも腸閉塞と同じような症状が起こることがあるので、見極めが難しい場合があります。

ただの便秘だろうとそのまま放置してしまって、腸閉塞により命の危険にさらされてしまうといったケースもあります。

 

腸閉塞と便秘の症状で違うのは、3つ。

①腹痛の強さ

腸閉塞は激しい痛みにより立てない、動けない、顔面蒼白になったりするのです。

いくら便秘でお腹に違和感や痛みがあっても、そこまで強い痛みを生じることは少ないので、この点が見極めるポイントになります。

 

②腹痛の長さ

長い時間の腹痛が続いて収まらないのも腸閉塞の可能性があります。

 

③激しい嘔吐

便秘で吐き気が起こることもありますが、それよりも激しい嘔吐が腸閉塞では起こることがあります。

とくに便のニオイがしてくるようなら、腸閉塞の可能性が高いです。

便秘が何日続くと腸閉塞になる?

長期的に便秘が続くと、腸内環境の悪化や水分不足で便がカチカチになっていきます。

そして、完全に腸をふさいでしまうこともあり、これを糞便性イレウスと呼びます。

 

便秘が約1週間続くと、発症する可能性があります。

また、2週間以上便秘ならば、すぐに入院するレベルの危険ゾーンでしょう。

 

長期間の便秘があって、完全に腸がつまってしまうと同時に症状が出ます。

強い吐き気や腹痛があったりする場合は、腸閉塞の可能性が考えられるので病院へ行くようにしましょう。

便秘による腸閉塞で死亡することがある?

慢性化した便秘を放置していると、固くなった便で腸閉塞になって最悪の場合には死に至るケースもあるのです。

進行すると大腸の潰瘍や壊死が起こり、腸が破れて、敗血症を引き起こすことがあります。

 

実際日本でも便秘による腸閉塞で死亡した女性がいて、その方を解剖すると腸内には黒く固まった便が数十cmも溜まっていて、約6.7㎏もの重さがあったそうです。

 

通常、便秘による腸閉塞は、立っていられない程の強い痛みが起こります。

救急車で搬送され腹部を切開して便を取り出す緊急手術が行われることもあります。

 

しかし、この亡くなられた女性は腹痛が起こったときには家で1人だったため、救急車を呼ぶことができずに死に至ったと考えられています。

こうした例は日本国内だけでなくて海外でも発生しています。

便秘が原因で死亡することがある!?どんな症状が出るの?

病院では腸閉塞はどうやって診断する?

医師による問診や、様々な検査結果を総合的に判断して診断することになります。

聴診

これは腸の活動音を確認するためで、腸の動きがあるのか診ます。

 

レントゲン

腹部のレントゲン検査は腸閉塞しているかどうかを診断する際に最も重要な判断材料です。

腸管の膨張した部位や大きさから閉塞している場所を断定するのです。

 

超音波検査

管の拡張や蠕動運動の異常・腹水の貯留・腸管壁の厚さの診断ができます。

 

血液検査

白血球や赤血球の増加や炎症の発生を示す数値、脱水症の数値などを確認するために血液検査も実施されます。

糞便性イレウスの治療法

長期間続く便秘によって便が硬くなり、その宿便で腸が塞がれるのが糞便性イレウスです。

とくに高齢者や糖尿病などの患者に多くみられます。

若い人にも発症する可能性もあって、便秘を放置して発症するケースが多いです。

初期段階の治療法

下剤の服用、浣腸が行われることが多いです。

ガストログラフィン投与が実施されることがあります。

このガストログラフィンというのは腸管へ水分を集めて、便を柔らかくすることができます。

 

これで便が出ない場合には、摘便(てきべん)で肛門から便を出すことになります。

進行したときの治療法

腸に壊死が起こったり、穴が開いてしまった場合には、外科手術を行うことになります

糞便性イレウスがあるときに便秘薬は危険

長い便秘があって、完全につまったときに強い症状が出ます。

このときに自分で便秘薬を飲むのは、かなり危険なことです。

 

とくに刺激性の便秘薬は腸を刺激することで無理排便させる働きがあります。

腸がつまっているときに、腸が動くと最悪の場合には、穴が開いてしまうこともあります。

 

普段から便秘薬を飲んでいる場合でも、常習性があるので効かなくなっていきます。

飲んでいる場合には、少しずつ減らしていくようにしていきましょう。

【便秘薬】下剤の種類と効果は?副作用はある?

 

便秘による悪影響はたくさんある

今回の記事では、便秘によって腸閉塞が起こる可能性について紹介しました。

それだけでなく、肌荒れ、イライラなど悪影響はたくさんあります。

 

少しでも早く便秘を解消していくことは、健康のためには必要だということは知っておきましょう。

便秘が原因で起こる22の症状とは!

便秘は放置しないで解消していこう

便秘が怖いことは分かったでしょうか。

放置することなく、解消していくことが大事です。

 

便秘解消のために

  • 何をすればよいのか分からない
  • 今まで、いろいろしたけどダメだった

こういう人はこちらの記事を参考にしてみてください。

慢性化してしまった便秘はすぐに解消してしまうことは難しいので、継続していくようにしましょう。

私はこうやって便秘を解消した!!実践した解消方法をすべて公開!

まとめ

便秘と腸閉塞の違いを見分けることは、命に関わることなので知っておきたいことです。

 

  • 動けない、立っていられない腹痛
  • 長時間続いている腹痛
  • 激しい嘔吐、吐いても嘔吐

これが腸閉塞になっている可能性があるポイントです。

いつも便秘はあるけど、いつもと違う症状があるときには、早く病院へ行くようにしましょう。