検便が近づいてきていても、便秘で出ないということがあります。

 

検便は胃腸から出血していないか確認できるので、病気の早期発見に必要なものです。

できれば、きちんと出しておきたいものです。

 

一時的でも便秘を解消して、検便に出すにはどうしていけばよいのでしょう。

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便を出す最終手段

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とにかくもう無理!というときにだけ試してほしいことです。

何をしても出ないのであれば、強制的に排便を促す方法しかありません。

①浣腸

まずは浣腸をする方法です。

正直誰もが避けたいと思う方法ですが、効果はピカいちで、浣腸してから15分以内に間違いなく排便できます。

 

市販されているのは、主にあらかじめ浣腸液が入っている使い捨てタイプです。

年齢に合わせて浣腸液の容量が異なるので、用法容量を見てから買いましょう。

 

浣腸についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

⇒⇒便秘解消に使える? 浣腸の効果と副作用について!

②下剤

もうひとつ、こちらのほうが抵抗が少ない人が多いはずですが、下剤を使う方法です。

下剤を飲めば半日くらいで、排便することができるでしょう。

 

ただ「もよおす」を通り越して「襲い掛かる」ケースも多く、激しい腹痛に見舞われることもあります。

便秘が長引いて腸内に便を溜め込んでいる方ほど、その傾向が強くなります。

 

  • 下剤には便の水分を増やして排便を促す塩類下剤(塩化マグネシウム)
  • 腸のぜん動運動を刺激して排便を促す刺激性下剤

 

この2種類があります。

効果の高さでは刺激性下剤ですが、その分、腸に負担をかけてしまいます。

あまり何度も繰り返し使用すると自力での排便能力が低下してしまうなどの問題もあります。

 

下剤についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

⇒⇒【便秘薬】下剤の種類と効果は?副作用はある?

 

浣腸や下剤はあくまで最終手段で、できることをやった上で他には選択肢がないという段階で行うようにしましょう。

ここからは、便を自力で出すための方法を見ていきましょう。

便を出しやすくするものを摂る

検便のためにとにかく便を出しやすくするものを紹介します。

1.水分補給

水分摂取が第一です。

とくに現代人は水分が不足気味といわれているので、便秘の原因ともなっています。

 

水分を摂取することで、硬くなった便をやわらかくして出しやすくすることができます。

 

がぶ飲みするのではなく、1日かけて1.5リットルくらいの水分を補給しましょう。

飲むのは硬水のミネラルウォーター(出来れば硬水)、もしくは麦茶などのノンカフェインのものです。

 

出来るのであればスーパーなどに売られている硬水のミネラルウォーターがおすすめです。

硬水には便秘を解消する効果を持っているマグネシウムが豊富だからです。

 

どれを選べば分からないなら

⇒⇒ミネラルウォーターがなぜ便秘に効く?選び方と飲み方は?

2.水溶性食物繊維

水溶性食物繊維を摂取すると便秘解消に良いです。

水溶性は便を包み込んで柔らかくする効果をもっています。

 

水分と併せて摂取すれば便をやわらかくする効果を高めることができるでしょう。

本来なら毎日継続していくのが良いのですが、検便のためにであれば頑張ってください。

 

水溶性食物繊維が多い食べ物はこちら

⇒⇒便秘解消には水溶性食物繊維!どんな食べ物・野菜が良い?

3.オリーブオイル

オリーブオイルも便秘解消の選択肢です。

ヨーロッパでは便秘のときにオリーブオイルを飲んだりするくらいです。

 

便をやわらかくするほか、腸の働きを活性化し、便のすべりをよくすることで排便しやすい環境へと導いてくれます。

 

オリーブオイルの種類はエクストラバージンオイルと書いてあるものにしてください。

これを1日にスプーン2杯摂るようにします。

 

直接飲んでも良いですが、抵抗があるならサラダにかけたり、料理に使って積極的に食べるなどの工夫をしてみましょう。

4.牛乳

意外なところでは牛乳もおすすめです。

牛乳に含まれているラクトースという成分が便秘解消に効きます。

 

ラクトースによって便を柔らかくしてくれます。

さらに腸内の善玉菌の活動を活性化させて腸内環境を改善に導いてくれるからです。

 

1日にコップ1~2杯飲んでみてください。

牛乳を飲んでお腹の調子が悪くなる人は避けましょう。

腸の動きを活発にする

上に書いた便を出しやすくするものを摂って、さらに腸の働きを活発にしてあげましょう。

運動は腸を刺激してくれるので、便秘解消に良いものです。

 

ある程度、即効性のあるおすすめの運動を2つ、それとマッサージを紹介します。

  • つま先立ち
  • ドローイン

 

これは自宅で簡単にできるので、テレビを見ながらでも試してみてください

つま先立ち

つま先立ちは第2の心臓と言われるふくらはぎの筋肉を鍛えることができます。

血行を改善し、体を温めることで腸内環境を改善する働きがあります。

 

さらにつま先で立っていると腹筋も使うので、腸を刺激することができるのです。

 

①真っすぐ立って、肩幅に足を開きます。

②そして、出来る限り高くつま先で立ちます。

③これを10分以上続けるだけです。

 

壁などで支えて立ってもよいので、きついですが頑張りましょう。

ドローイン

お腹をへこませるだけで腹筋を鍛えられるドローインは運動が苦手な方、腹筋が弱くて腹筋運動がなかなかできないという方におすすめです。

 

腹筋を鍛えるだけでなく、ドローインしている時に、腸が刺激されるので動きがよくなります。

 

①ゆっくりと息をすべて吐き切ります。この時に、お腹を全力でへこませます。

②限界まで息を吐いたら、お腹をへこませたままで、普通に呼吸します。

③へこませたまま呼吸するのを30秒間キープします。

 

たったこれだけです。

座っていても、寝ていても、立っていても出来ます。

 

注意することは、身体は真っすぐにして綺麗な姿勢で行いましょう。

マッサージ

下腹部を「の」の字にマッサージして腸の働きを促す方法が簡単です。

時計回りに、手のひらで行います。

 

 

もう1つのマッサージは便が溜まりやすい場所をほぐす方法です。

下の図の①~④を順番にちょっと痛いくらいの強さでマッサージします。

大腸の曲がり角に便が溜まりやすい

朝食後はトイレに入る時間を作ろう

朝食後は排便しやすい時間帯です。

お腹の中に食べ物が入って、大腸の動きが活発になるためです。

 

トイレに入る時間を確保して、5~10分くらいこもってみましょう。

これは検便の時だけでなく、習慣づけていくことで、朝食⇒⇒排便というリズムに身体が慣れていきます。

 

ここからは検便の知識を少し見ていきましょう。

検便の時にしてはダメなこと

直接検査キットをお尻に突っ込むのは危険

絶対に検査キットを直接お尻に入れて採取するのはやめましょう。

 

肛門周辺の粘膜は敏感なので、キズをつけて出血や細菌の感染などの危険が生じる恐れがあります。

 

まず新聞紙などの上に排便したうえで、便を採取して保管するようにしましょう。

検便に便秘の水が入っちゃうのはダメ

あとは水が検便に入らないように注意しましょう。

検便の準備ができずにトイレの水の中にした便を採取するのもダメです。

 

水が混ざってしまうと便の中に血液が含まれているか、細菌・ウイルスがどんな状態なのかを確認することができなくなってしまうからです。

検便でどんな病気が分かるの?

検便の目的は主に2つです。

まず、大腸と胃の異常を抱えていないかどうか。これは便に血液が混ざっていないかで判断します。

 

血が混じってしまう怖い病気は大腸がんです。

大腸がんは女性がかかるがんの中でも乳がんとともに、もっとも死亡のリスクが高い病気です。

 

ほかにも

  • 大腸ポリープ
  • 胃がん
  • 胃炎
  • 胃潰瘍
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病

こういった病気の可能性を早期発見することで目的の1つです。

 

もうひとつは、食べ物に食中毒の原因となる細菌が含まれていないかどうかです。

これは主に学校などの集団生活を送っている場所、あるいは飲食店に従事している人たち向けに行われます。

検便はどれくらい保管していいの?保管方法は?

検便で採取した便は、できるだけ早く提出する必要があります。

 

基本的には5日~1週間くらいが保管期間の限界となっています。

ただ、季節や保管方法によって便の状態が変化するので気をつけましょう。

 

保管は日差しがあたらない暗くて風通しがよい場所です。

もし、提出まで日にちがある場合や、夏場の暑い時期はちょっと抵抗があるかもしれませんが、冷蔵庫に保管するのが一番確実です。

 

保管している間に細菌が増殖するようなことがあると正確な診断ができなくなってしまうので、出来るだけ新鮮なものが良いとされています。

まとめ

便秘のときに検便を提出するのはひと苦労です。

今回紹介した対処法は普段からもの便秘解消のために役立つものです。

 

  • 食物繊維
  • 水溶性食物繊維
  • 腸を活発にする方法

この3つは出来るだけ毎日続けるとよいでしょう。