便秘でトイレでいきむとフラフラとめまいがするという人は意外と多いようです。

なぜ、いきむとめまいが起こるのでしょうか?

 

また、便秘になっているときはめまいが起こりやすい状態なんです。

今回の記事では便秘とめまいの関係について紹介していきます。

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いきむ時にめまいがする理由は

いきむと同時にフラフラとめまいがしてしまうというのは、迷走神経反射というものが原因で起こっています。

 

迷走神経とは脳神経の一種で、体内の様々な部分に複雑に枝分かれして広く分布しています。

(迷走という名前が付いているのは、体中に広がっている理由からです。)

 

そして迷走神経は内臓では胃腸や心臓、血管系にも多く分布しこれらの環境をコントロールしています。

強い痛みやストレスなどの刺激が加わることで、迷走神経を刺激し心拍数の低下や、血圧の低下を引き起こします。

 

これらの一連の反応を血管迷走神経反射と呼びます。

つまり、何かの刺激があると血圧が一気に低下して、脳の血流が減るのでめまいを引き起こしてしまうのです。

ひどい場合には失神してしまうのですが、これを血管迷走神経失神と言います。

この失神は失神全体の約20%を占めるとも言われ、多くの場合は様子を見ていればすぐに良くなるものです。

 

強い痛みで起こると言いましたが、個人差があり咳やくしゃみなどでも引き起こすことがあります。

そして、トイレでのいきみも刺激になってしまいます。

 

強くいきめばいきむほど刺激が大きくなるので、便秘の時にはめまいが起こりやすい理由の1つになっています。

妊婦は便秘になりやすくトイレでもいきみやすいので注意が必要です。

 

血管迷走神経失神の経過は良好だとしても、倒れた時にお腹や頭をぶつけたりする危険があるので要注意と言えるでしょう。

また、これ以外にも便秘のときに、めまいが起こりやすい理由はあります。

 

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便秘とめまいの関係

貧血

貧血⇒⇒便秘とめまい

貧血で便秘が起こるというよりは、貧血で便秘が起こってしまい、そしてめまいも引き起こすことがあります。

 

貧血は特に女性に多い症状です。

貧血には色々と原因がありますが、鉄が少ないことによる鉄欠乏性貧血がもっとも多く全体の7割を占めます。

 

そしてこの貧血は女性の1割にみられ男性の10倍女性の方がなりやすいと言われています。

貧血を起こすと血液の状態改善を促すために腸内から水分を血管へと移動していきします。

そのため腸に水分が枯渇し便が硬くなってしまい、便秘を引き起こします。

 

貧血の特徴的な症状としては耳鳴り・目まい・立ちくらみ・動悸・息切れ・疲れやすいなどがあります。

貧血とは血液の中に酸素が少ない状態でいわゆる酸欠です。

酸素が少ないことで色々な臓器に影響が出ますが、脳貧血と呼ばれ脳への酸素供給がうまくいかなくなるとめまいが起こります。

 

貧血と便秘とめまいはそれぞれに関係しているわけです。

妊娠中は鉄欠乏性の貧血を起こしやすく、便秘やめまいなどの症状に注意が必要です。

水分不足

水分不足⇒⇒便秘⇒⇒血液ドロドロ⇒⇒脳貧血

 

水分が不足すると便秘になります。

人間の体は水分が不足すると外に排出させる水分の量を減らそうと働きます。

 

そのため、なんとかして水分を身体は確保しようとするので、便からも余計に水分を吸収します。

水分がなくなって、カチコチになると排便することが難しくなるので便秘を引き起こします。

 

そして、便秘の状態では悪玉菌が作り出す有害物質の影響で血液がドロドロになってしまいます。

この状態ではスムーズな血流ではなくなるので血行不良になります。

 

血液の中には赤血球と呼ばれるものが存在し、赤血球のヘモグロビンと酸素とが結びつき、体の色々な場所へ酸素を運んでいきます。

血行不良が起こると、酸素の輸送がスムーズにいかなくなり先ほども話した脳貧血の状態になればめまいを引き起こします。

自律神経の乱れ

自律神経の乱れ⇒⇒便秘とめまい

自律神経という言葉を聞いたことがあるでしょうか?よく聞くけどわからないという人も多いと思います。

 

自律神経というものは24時間絶え間無く働き続け、生命機能を維持するためにある神経です。

自律神経には交感神経と副交感神経が存在し、それぞれに反対の働きを持っていて、お互いにバランスをとって健康状態を保っています。

 

これらは呼吸や循環、消化器官などをつかさどる神経で手や足のように、自分の意思ではコントロールすることができません。

 

交感神経は主に活動や緊張、ストレスを感じる時に働き、心拍数を早くしたり汗が分泌されたり、腸の動きが悪くなります。

その反対に副交感神経はリッラクスしている時に優位になり、主に睡眠中や食事中に働き、腸の動きが活発になります。

 

自律神経が乱れ、交感神経ばかりが優位になると腸の動きが鈍り便秘になりやすい状態になります。

 

さらに、めまいや耳鳴りなども自律神経のバランスが崩れることで起こります。

交感神経の働きが活発になると人は血管や筋肉の収縮が起こるため、血流が悪くなります。

 

血流状態が悪くなることは先にも話した脳貧血などの原因にもなりめまいを引き起こします。

また、体のバランスをつかさどっている三半規管にも影響を与えるため、めまいを起こしやすくなるのです。

 

妊婦の場合はホルモンバランスが崩れやすく、不安やストレスを抱えやすいので自律神経が乱れやすい状態にあるので、めまいが起こる可能性が増えているので注意が必要です。

突然めまいが起きた時の対処法は

めまいというのはチカラが入らず、わけも分からないうちに倒れてしまうのでパニックになることがあります。

パニックになると、無理やり起き上がろうとして危険なので、まず「慌てない」ということは大事です。

 

めまいが起こっている時間は大体30秒から5分程度です。

基本的にはめまいが起きた場合には仰向けの状態で安静にしていれば意識や症状は回復することが多いです。

 

 

また、目から入ってくる光などは刺激となって、めまいが続くことがあるので目を閉じておいた方が治りが早いです。

 

血管迷走神経反射によるめまいはある程度生活指導のみで改善、予防することができます。

排便の時のいきみを改善することが大事なので、便秘を解消する必要があります。

 

迷走神経反射はひどい場合には失神してしまうこともあります。

失神の3分の1何の前兆もなく起こり、残りの3分の2は前兆を伴います。

 

前兆は失神の30秒前から数分前に起こり、血の気が引くような感覚や気分不快、冷や汗などがありますが、違和感を感じたら、座ったり、しゃがみこんだりして転倒に備えること頭やお腹を不用意ぶつける事を防ぐことが大切です。

 

トイレでいきむ時以外にもめまいが頻繁に起こっているなら、何か病気が隠れている可能性もあります。

便秘以外でめまいが起こる原因は

便秘以外にもめまいが起こる原因はいくつかあります。

(1)メニエール病

メニエール病という言葉聞いたことがあるでしょうか?

一般的にめまいの症状でよく診断される病気です。

 

三半規管の何あるリンパ液が増加し水ぶくれになることで起こります。

原因にはストレスや疲労・気圧の変化・睡眠不足などが考えられています。

 

症状としては難聴、耳鳴り、回転性のめまいが特徴で突発的に突然ぐるぐる回る激しいめまいが起きて、立っていられないほどのめまいが起こります。

症状は30分以上続き時には数時間にわたってめまい、冷や汗、吐き気が起こります。

(2)薬剤性のめまい

薬を飲んでいて時にめまいを起こす人がいます。

薬の種類には色々あって、抗生物質や降圧剤、時には風邪薬でも副作用でめまいを起こすものがあります。

 

薬の副作用によって起こるめまいは、ふらつきを起こす動揺性めまいと呼ばれるものが多く、複数の薬の飲み合わせによって起こることもあります。

 

薬の摂取が原因でめまいが起こる場合には医師と相談し薬を見直したりすることも必要です。

(3)心因性のめまい

ストレスや不安によって、平衡感覚が敏感になりふらつきやめまいを感じることがあります。

めまいの種類として回転性のめまいやフワフワとするような曖昧な不安定感がある浮動性のめまいを感じることがあります。

 

パニック障害やうつ病などからも引き起こすことがあり、急激な環境の変化や配偶者との死別など精神的にショックが強いときや負担が大きい時に起こることがあります。

まとめ

便秘の時にめまいが起こりやすい原因は分かったでしょうか?

  • 迷走神経反射
  • 貧血
  • 水分不足
  • 自律神経の乱れ

 

どれが原因となっているとしても、便秘の時にはめまいが起こりやすい状態です。

便秘解消を目指していくようにしましょう。

 

また、めまいが頻繁に起こってしまうのであれば便秘以外の病気の可能性もあるので早めに病院へ行くようにしましょう。